経済産業省が中心となり政府が一体的に推進している約10か年にわたる「デジタルライフライン全国総合整備計画」における「ドローン航路」が、世界で初めて浜松市と秩父エリアにおいて開通しました。
浜松市においては、天竜川水系上空に総延長約180㎞のドローン航路が整備されています。
一部区間では、医薬品の配送や河川の点検といった用途での商用利用が既に開始されており、今後一層の活用に期待が高まっています。
※ドローン航路は国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「産業DXのためのデジタルインフラ整備事業」の成果です。
<ドローン航路とは>
ドローン運行のための社会的理解の醸成が進んだ範囲であり、地上及び上空の制約要因に基づいて立体的に最外縁が確定された運航環境において、航路運航支援及び航路リソース共有を実現するものです。
リスクアセスメントや地域関係者との調整・周知等を協調領域とすることで、ドローン運航事業者の時間とコストを大幅に削減できる効果が期待されています。


天竜川水系航路の概要。浜松市天竜区の新しいインフラとして期待される。
